人物像
CHARACTER
好奇心旺盛で、新しいことへの挑戦を楽しむ行動派。仕事でも趣味でも興味を持ったことは自ら学び、まず形にしてみることを大切にしている。登山、映像制作、バンド活動など幅広い趣味を持ち、「遊び」を通じて人生を豊かにすることを信条としている。
仕事の流儀
マーベラスをカタチにする
セガ時代の公式テーマであった「ハイテクエンターテインメント」の思想を受け継ぎ、さらに進化させながら、現在は「マーベラスをカタチにする」をものづくりのテーマに掲げている。一貫してこだわり続けているのは、デジタルとアナログを融合させた唯一無二のプロダクトづくりである。ソフトが生み出す奥深い遊びと、ハードならではの手触りやリアルな体験。その両方を融合させることが、アミューズメントでしか実現できない新しい価値につながると考えている。
好きなもの・こと
好きな言葉
好奇心と行動力が、人間の価値を決める。
来歴
HISTORY
1964年9月16日、奈良県橿原市に生まれる。近畿大学理工学部を卒業後、1987年に株式会社セガ・エンタープライゼスへ入社するため上京。大学で学んだ素材工学や機械工学の知識は、その後の機構設計者としてのキャリアの礎となった。
機械設計者から、企画・ディレクションへ
1987年セガ入社。第四AM研究開発部(AM4研/メカトロ研)で機械設計者としてキャリアを始め、UFOキャッチャーのアーム機構やメダルゲーム「ワールドダービー」の馬メカなど、AM機器の心臓部を担う。その後企画課を自ら立ち上げ、プランニングセクションのマネージャーとして企画・ディレクションを統括した。
- プライズ(UFOキャッチャー) ― 第2世代以降〜UFO7まで長年ディレクション。クレーンゲームを定番に育てた中心人物の一人。
- プリント倶楽部(プリクラ) ― 初代からディレクターとして関与。アトラスとの共同開発で写真シール機という新ジャンルを確立し、1990年代半ばに社会現象を起こした。
- メイキング倶楽部シリーズ ― ネーム/スタンプ/アロマ/カレンダー/ムービー倶楽部など、印刷・出力系を多数展開。MCスタジオという未来型写真館も手がけた。
- その他のAM機 ― ワールドダービー(メダル機)、ウエスタンドリーム(メダル機)、バーチャフォーミュラ(体感)、シャカっとタンバリン(音ゲー)、スポーツフィッシング(体感ゲーム)、あんぱんまんポップコーン工場など。
テーマパークと、世界初のVRアトラクション
1990年代前半、セガの屋内型テーマパーク事業の中核開発に関与。テスト店「ガルボ」に始まり、1号店「ジョイポリス」(横浜)、2号店「東京ジョイポリス」(お台場)と続いた各施設で、基本コンセプトやベースとなる多くのアトラクションを手がけた。
その目玉が、世界初のVRゲームアトラクション「VR-1」。独自開発のHMDと油圧モーションライドを組み合わせた、当時最先端の体験だった。あわせて世界初のシューティング型コースター「レイルチェイス・ザ・ライド」、「ゴーストハンターズ」「マッドバズーカ」などを構想・開発。
以下は、本人保管のイメージ画。
著名人の視察
本人の証言によれば、セガの開発現場の視察に来たマイケル・ジャクソンにプリクラを紹介し、撮ってもらった。VRのMJライブアトラクションの企画書を見せたという(Webマガジンの座談会企画でも語られ、当時のプリクラ現物も残る)。さらにそのあと、マイケル・ジャクソンのゲーム「ムーンウォーカー」の筐体版の設計にも加わっている。
AM事業を立ち上げ、統括へ
セガ退社後、2007年にAQインタラクティブのAM事業部開発部長として入社。同社がマーベラスと統合したことで、マーベラスのAM事業の礎を築く。中山隼雄氏のもと、営業部門の担当者とともにゼロからAM部門を立ち上げた。代表的な仕事が、画面で捕まえたポケモンが実際のカードとして払い出されるポケモンのキッズカードゲーム機シリーズである。
- ポケモンバトリオ(2007)― シリーズの起点。
- ポケモントレッタ(2012)― 擬似オンデマンド排出機構を発明・特許化。
- ポケモンガオーレ(2016)― 50インチの巨大モニターを採用。
- ポケモンメザスタ(2020)― 2画面合体機構とリボルバー式配出メカを発明・特許化。
- ポケモンフレンダ(2024)― シリーズ最新作。
このほか、メダルゲーム「みんなでダービー」(2009)、プライズ機「トライポッド」(2017)なども手がける。2026年6月、取締役(AM管掌役員)に就任。開発・営業・生産・メンテナンス・プロモーションまでAM事業全体を統括し、2025年には上海・シンガポールに海外拠点を設立するなど、グローバル展開も指揮している。
仕事
WORK / ACHIEVEMENTS
代表的な制作物
AMの仕事では、さまざまなジャンルのプロダクトを制作してきた。
- プライズUFOキャッチャーシリーズ(NEW UFO〜UFO7)、ufoあらかると、トライポッド ほか
- プリント系初代プリント倶楽部、メイキング倶楽部シリーズ、MCスタジオ(未来型写真館)
- アトラクションVR-1(世界初VRアトラクション)、ゴーストハンターズ、マッドバズーカ ほか
- メダル・ビデオシャカっとタンバリン、スポーツフィッシング、ウエスタンドリーム、みんなでダービー ほか
- キッズカードポケモン バトリオ、トレッタ、ガオーレ、メザスタ、フレンダ
特許・発明
プライズ機やアトラクション、キッズカードなど、40年にわたり様々な分野で80以上の特許を出願する発明家でもある。
主な発明
- UFOキャッチャーのアーム機構
- ジオラマに映像が合成されるライドアトラクション
- トレッタの擬似オンデマンド配出機構
- トライポッドのアーム機構
- メザスタの2画面合体機構
受賞(製品)
AI推進室
取締役として全社のAI活用を牽引するかたわら、3年前から自らAIに関心を持ち、社内の誰よりも使ってきた。仕事の効率化にとどまらず、趣味の制作活動にも積極的にAIを取り込んでいる。新しい技術を、まず自分の手で試す姿勢は、機械設計者だった頃から変わらない。
趣味・創作活動
PURSUITS
趣味を「もう一つの本業」と呼べる水準で続けている。登山・映像・音楽・書道 ― いずれも自分の手で形にする実作であり、発信の場を持つ。
音楽・バンド活動
40代からドラムを始め、現在は4つのバンドで活動。素人コピバンにもかかわらず「トリビュートバンド」という領域をきっちりプロデュースすることにより、素人とは思えない集客を長年維持してきている。またその様子をYouTube「チャンネルえぼし トリバン道」で長年配信し続けている。
バンド活動はYouTube「チャンネルえぼし トリバン道」でも配信。
- サザンヴィンテージーズバンド ― デビュー当時の初期のサザン曲(ヴィンテージ曲)を中心に演奏するトリビュートバンド。2006年に結成し、毎月のライブイベント「風鈴サザン会」を中心に20年以上活動を続ける人気バンド。ボーカルは姉妹バンド「いとしのエリーズ」でも活躍するTOWA(兼近)。土手氏本人はドラムをやりながらバンドをプロデュースしている。
- ユーミンブランド ― 松任谷由実のトリビュートバンド(現在休止)。
- サマーオールスターズ ― 夏季限定。逗子サーファーズ ほか。
- 河村和範&サザンブラザーズ ― 新宿ケントス ほか。
主なライブ履歴
登山・映像制作 ― YouTube「山とドローン日記」
50代から本格的に登山に取り組み、日本百名山を中心に槍ヶ岳・剱岳の登頂や冬山登山などアルパインの領域にも踏み込む。ドローンを使った山の空撮をメインに山の楽しさを伝えるYouTubeチャンネルを開設。映像制作はドローン・カメラ・編集・CG・AIまですべて独学。
ドローンで撮影した山岳映像は、テレビ各局の番組へ多数提供している。
- テレビ東京「よじごじDays」(2024.3.22)
- テレビ東京「山のスペシャリスト密着SP」(2024.5.30)
- BS日テレ「友近・礼二の妄想トレイン」(2024.6.7)
- TBS「俺たちロマンチック少年ボーイ」(2025.5.26)
- フジテレビ「呼び出し先生タナカ」(2025.7.31)
- 日本テレビ「鉄腕DASH/DASH海岸」(2026.4.1)
- 特番「カズレーザー×澤部のズームズームズーム!!!」(2026.6.12)
歌の書道
書道講師である父・土手誠が続けてきた教室を横浜で引き継ぎ、サザン仲間を集めて主宰。サザンの曲を聴きながら、その歌詞やタイトルを書にするという独自の形式が特徴。生徒は約25名、毎月1回開催で、すでに16回を数える。音楽・書・コミュニティをひとつに束ねた創作の場。
メディア掲載・出演
MEDIA
新聞・雑誌・テレビ・ラジオ・Webに、製品/施設の紹介や本人インタビュー、趣味の活動として多数掲載・出演している。本人が登場した主なものは以下の通り(出典の詳細は別添 Excel台帳を参照)。
テレビ・ラジオ出演- ニュースMASTER(TV) ― 「MCスタジオ プリクラを作ったプロデューサー 土手真悟」として出演(2007年頃)。
- レインボータウンFM「YYタイム・ニュイII」 ― ゲスト出演「今までの仕事の話」(2026年2月15日)。
- テレビ神奈川(tvk) ― スタジオ生出演(2013年頃、ヴィンテージーズ)。
- フジテレビ「おじゃMAP!!」 ― 横浜・大さん橋ロケで、演奏中のサザンヴィンテージーズに遭遇する場面で登場。
- 読売新聞(朝刊) ― 連載「研究開発の現場から ― プリント倶楽部」(1996年12月26日)。
- 日経MJ ― 匠ファイル「『プリクラ』生んだ娯楽の仕掛人」(2007年)。
- 日経MJ ― トライポッド紹介「ルーレット風 新ゲーム」(2017年4月24日)。
- 岐阜新聞 ― ヴィンテージーズ岐阜ライブ評「サザンの名曲 聴衆200人酔う」(10月1日/掲載年は未確認)。
- 日経産業新聞 ― インタビュー「VRの今後を語る」(2017年)。
- 日経産業新聞 ― インタビュー「VRビジネス成功の法則」(2017年)。
- 日経新聞 ― インタビュー「ポケモンメザスタ」(2023年)。
- AMジャーナル ― 単独インタビュー「アイデアを形にするバランス感覚」(1996〜97年)。
- PRIZE PRESS ― 「メイキングクラブシリーズの展望」(1997年)。
- 月刊アルカディア ― 「先駆け! NAOMI塾 シャカっとタンバリン!」(2000年)。
- 月刊コインジャーナル ― UFOキャッチャーシリーズ 受賞掲載(2001年1月号)。
- ファミ通DC ― 「プライズの達人」(2001年)/セガAM特集 ST-V(1995〜96年)。
- TV LIFE ― '97年予測特集 ゲーム編に識者として登場(1996年末)。
- SEGA KORE ― 「AM STRATEGY」(2002年頃)。
- Amusement Journal ― ポケモントレッタ対談(2012年)/ガオーレ対談(2016年)/トライポッド対談(2018年)。
- Beep21 ― 「真・セガハード列伝 ― VR-1秘話」(座談会)。
- Beep21 ― ジョイポリス誕生秘話(本人の自筆コンセプトスケッチ掲載)。
- Beep21 ― マイケル・ジャクソン来訪エピソード。
年表
TIMELINE
典拠について:本Wikiの事実関係は、本人提供の資料および別添 Excel「土手真悟_メディア掲載台帳.xlsx」(メディア掲載・プロジェクト掲載・イメージ画/資料写真・趣味メディア・バンド活動年表の5シート)に基づく。掲載紙誌・放送局の記事画像は各発行元に著作権があり、本Wikiでは事実の引用・参照にとどめる。本人が描いたイメージ画・撮影写真は本人の著作物として公開版でも利用可能。
未確定事項:岐阜新聞掲載のライブ記事は掲載年が未確認(「10月1日」のみ判明)。